
この記事では、ミラブルプラスとミラブルゼロの両方を使った体験をもとに、2機種の違いを紹介してきましたが、ミラブルプラスはメーカーでの生産が終了しました。
2025年時点の現行モデルは、ミラブルゼロと世代別ミラブル(爽・潤・艶)の4機種です。ミラブルプラスの後継機はミラブル潤。ゼロと潤で比べるなら、私はミラブルゼロをおすすめします。
一部の正規販売店ではミラブルプラスの在庫分を販売しているので、この記事もしばらくの間残しておきます。
スペック比較
ミラブルゼロ | ミラブル プラス | |
税込価格 | 49,390円 | 44,990円 |
高さ×幅 | 220×110mm | 160×70mm |
角度※1 | 50度 | 70度 |
重さ | 約350g | 約162g |
水流 | 3種類 | 2種類 |
UFB※2 | 2000万~ 3000万個/cc | 2000万個/cc |
止水機能 | あり | なし |
節水率※3 | 約15~60% | 約25~60% |
塩素低減※4 | 約80%低減 | 約80%低減 |
※2 UFB…ウルトラファインバブル
※3 節水効果は水流によって異なります
※4 トルネードスティック装着時
ミラブルプラスの方が良かったこと

価格
ミラブル ゼロ | ミラブル プラス | |
税込価格 | 49,390円 | 44,990円 |
販売店によってはミラブルプラスに5,000円分の商品券が付いています。実質的には約1万円の差。一方のミラブルゼロは約50,000円。たまにセールで10%OFFになりますが、勇気と思い切りがいる価格。
ちなみに、後継機のミラブル潤の通常価格は39,600円です。
きめ細かく包み込むようなミスト

ミラブルで特に感動するのがミスト水流。霧のようなシャワーで、チクチクと程よい刺激が気持ちいい。ミストの質は機種ごとに違っていて、顔に浴びたときの感覚はミラブルプラスの方が気持ちいいです。
言葉で表現するのは難しいですが、プラスのミストはゼロより柔らかい感じがします。水のような空気のような不思議な感触で、顔をホワ~っと優しく包みこむ。この感覚がたまりません。
ただ、優しすぎて大きな泡を洗い流すだけの勢いがない。なので、体全体よりも洗顔がメインになります。後で紹介しますが、ミラブルゼロのミストは勢いがあって体全体の泡を洗い流せます。
YouTube
ミラブルplusミスト水流(5秒)
※音が出ます
子どもでも使えるサイズ

明らかに、ミラブルゼロの方が大きくて重い。
子どもが使うならミラブルプラス(ミラブル潤)。シャワーヘッドは軽すぎても使いにくいですが、ミラブルプラスくらいならちょうどいいと思います。
大人だけで使うならサイズはあまり気にしなくていいです。重さには慣れるし、ミラブルゼロの大きさは意外と手に馴染みます。むしろ、重さのおかげで水圧を強くしても本体がブレません。
ミラブルゼロ | ミラブルプラス | |
大きさ | 220×110mm | 160×70mm |
重さ | 約350g | 約162g |
ミラブルプラスで不満だったこと
- ミストが優しすぎる
- ストレート水流でウルトラファインバブルが生成されない
- 吐水面の角度(シャワーフックによる)
1.ミストが優しすぎる
顔に浴びるときは最高に気持ちいいですが、優しすぎて石鹸や泡を洗い流すチカラがありません。すすぎでミストを使いたいときに不便です。
2.ストレート水流でウルトラファインバブルが生成されない
ミラブルプラスの水流は2つあり、1つがミストでもう1つがストレート。ストレート水流は洗髪や全身のすすぎに使う水流です。このストレート水流はウルトラファインバブルが含まれません。代わりに少し大きい気泡のマイクロバブルが生成されます。両方ともウルトラファインバブルが良いのに…。
3.吐水面の角度
ミラブルプラスの吐水面の角度は持つところに対して70度。あまり下を向いていません。何がマズイかというと、シャワーフックの角度が調整できない固定式フックの場合、お湯の向きが頭の上になること。

わが家は角度調整できるので不満ではないですが、念のためご紹介しました。固定式フックの場合、角度調整できるシャワーフック を購入すれば対策はできます。
ミラブルゼロは50度で、一般的に使いやすい角度に改善されました。
ミラブルゼロの方が良かったこと

全水流でウルトラファインバブル
ミラブルゼロは3種類の水流すべてでウルトラファインバブルが生成されます。ミラブルプラスはミスト水流だけでした。
ミストに勢いがある

ミラブルプラスより水っぽくなったものの、ミストの勢いが強くなったので全身のすすぎにも使えます。ウルトラファインバブルが増え、皮脂の落ち具合が上がり、肌のサラサラ感が上がりました。
肌に近づけて温かいミスト、遠ざけて冷たいミストといった具合に、季節に合わせてミストの使い方を変えるのが楽しい。
ミラブルプラスの包み込むような感覚も捨てがたいですが、実用性が高いのはミラブルゼロのミストです。
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【動画】ミラブルゼロ3つの水流(38秒)
※音が出ます
意外に良かった「広がらない」水流
ミストと対照的なストレート水流。一般的なシャワーに近い水流で、勢いがあります。
ミラブルプラスとの違いは、広がらず直線的なところ。吐水の範囲が狭くて効率が悪そうなのに、実際は狭い範囲に集中的にお湯が届くのですすぎの効率が良いんです。ミラブルプラスの洗浄力も十分高い。高いけれど、ミラブルゼロはトリートメントやボディソープのヌルヌルの落ち方が格段に早い。これが広がらない水流にした理由だと思います。


風呂掃除で活躍するジェット水流

話の流れでもう1つの水流「リングストレート」をご紹介。ミラブルプラスにはない水流です。
口腔洗浄用に開発された水流ですが、私は口には使っていなくて、風呂掃除で活躍中。浴槽やドアにある溝など、狭い箇所を目掛けてバッと水を流すと、一気に汚れが流れてくれるんです。歯間洗浄とかマッサージ的にも使えますが、我が家では掃除で1番活躍しています。
お風呂上がりの肌感&髪感
ミラブルプラス自体が洗浄力も保湿効果もあったので、”劇的に”というほどではないですが、シャンプーやボディソープの泡を洗い流すスピードが速く、風呂上がりの肌がよりサラサラします。タオルドライの後は、ほどよくしっとり感が残っていて指の滑りも良い。
ミラブルゼロの方が「すすぐ力」が高く、水道代とガス代の節約にもなります。
ヘッドの角度が改善された

ミラブルプラスは「角度が悪くて使いにくい」という声が出ていました。角度調整ができない固定式のシャワーフックの場合、下向きに改善されたミラブルゼロの方が使いやすいです。
止水ボタン搭載

水詮のシステムによって必要か不要か分かれる機能ですが、ミラブルゼロには搭載されています。ミラブルプラスには搭載されていません。
ホースや水詮の故障を防ぐため、止水中もチョロチョロと水が出て水圧を逃がす構造になっています。
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ミラブルゼロ(zero)止水ボタン
※音が出ます
5つの作用ですべてplusを上回る(メーカーのデータより)
私の感想だけじゃなく、メーカーの(株)サイエンスのデータも掲載しておきます。下のチャートは、ミラブルプラスの各作用を3とした場合のミラブルゼロの評価です。

見やすく加工↓

- 洗浄範囲 4.5
- 洗浄力 5
- 水の勢い 4
- うるおい 4
- あたたまり 4.3
5項目すべてでミラブルゼロが上回っていました。洗浄範囲の設定がよく分かりませんが、他の4つは私の体感と一致しています。
ミラブルゼロで不満だったこと
- 凸凹が多い
- 値段が高い
1.凸凹が多い
吐水盤まわりや止水ボタンなど、本体に凸凹や溝が多いです。これのどこが問題かというと、水アカが付着しやすいんです。頻繁に掃除する必要はないですが、1か月に1回程度は本体をサッと拭き掃除しています。
2.値段が高い
費用対効果は別として、設定価格が高い。発売直後は今と違って返品保証つきの販売店なんてなく、買うのに勇気がいりました。今なら返品保証つきの正規販売店をおすすめします。
ミラブルゼロとミラブルプラスの違いまとめ

最上位モデルのミラブルゼロと比べると、ミラブルプラスが機能的に劣るのは仕方ありません。商品価格の実質的な差額は約1万円。それだけの価値がミラブルゼロにあるかどうかですが、何年も使っている私の感想だと十分あります。ゼロの良さに気づいてしまうと、もうミラブルプラスには戻れないので。
2年、3年と使うことを想定して決めてみてはいかがでしょうか。
ミラブルゼロとミラブルプラス共通
- 水流の切り替え方法
ヘッド先端の切替ハンドルを回します - ミスト水流モードあり
肌に当たる感覚は異なります - トルネードスティック同梱
はずして使うこともできます
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